BUSINESS TRIP REPORT
海外出張レポート
~インド編~
H・Mさんの出張レポート
化学品本部/ライフサイエンス部第1課
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出張のミッション
Purpose of business trip
医薬・化粧品メーカーとの商談・価格交渉、及び工場査察
展示会「Fi India」訪問、現地新規サプライヤー及び顧客の開拓
大豆プロテインメーカーとの商談・価格交渉、及び工場査察
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出張の準備
Preparing for business trip
各サプライヤーの製品群、製造キャパシティ、取得認証等の情報収集及び整理
日本の顧客情報まとめ、日本市場の調査
(日本のポテンシャルをサプライヤーに提示するための情報収集)各サプライヤー向けプレゼン資料準備
(当社の会社紹介、日本顧客のワーク状況、各サプライヤーの原料が使用されている日本製品のサンプル手配等)日本のお土産を購入
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DAY1
東京からデリーを経由し、ハイデラバードへ。計17時間の大移動。空港での空き時間に仕事をしながら早速本場のカレーを堪能。散々「インドの飲み物には気をつけろ(腹を壊すから)」と言われたものの、好奇心が勝利しラッシーを完飲。結果は私の胃腸の優勝。満腹感気持ち良く翌日のサプライヤー訪問のために就寝。
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DAY2
朝一から医薬・化粧品メーカーとの商談及び工場査察。日本のユーザーに安心して使用してもらえるように、現地の製造状況を隅々まで確認、そしてより商売を拡大させていくために製造環境の改善を要求。約3時間の長丁場の商談を終え、より良好な関係を構築できた。顔を合わせて話すこと、現地を訪問することの大切さを痛感した。ランチはサプライヤーオススメのビリヤニ店へ。ハイデラバードはビリヤニが有名、日本で食べるそれとは全くの別物で、奥深いスパイスの味わい、そして刺激的な辛さが堪らなく美味しい一品。
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DAY3
ハイデラバードからムンバイに移動し、食品原料・添加物の展示会「Fi India」に参加。取引先への挨拶と、新たな原料サプライヤーやお客様を探す。コロナも明け、予想以上の盛り上がり。インド産の原料が並ぶ中、インド原産スパイスの出品も多く、その国の産業の特性、特徴を強く感じた。こういったその国の特産品を日本や海外に提供できることも商社の面白さだと改めて感じた。
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DAY4
展示会場で取引先とミーティング。今後の日本市場情報等をプレゼンし、安定した原料供給の要求と価格交渉を行う。
※写真は展示会に参加したときの様子。蝶理インドの社長(一番右)と、蝶理インドのナショナルスタッフと共に展示会に参加しました。
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DAY5
CHORI TRADING INDIAを訪問。いつも力になってくれている蝶理インドのスタッフのみんなと。インドは人口世界一、経済成長も著しく、新たな産業が続々と発展している。これまでのビジネスに留まらず、新たなビジネスへの挑戦を前のめりに取り組んでいきたい。
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DAY6
続いて、ムンバイからインド南方の都市チェンナイへ。ハイデラバードやムンバイと気候は全く違い、インドのリゾート地とも呼ばれる場所。ジリジリとした日差しとカラッとした気候が気持ちのいい都市にてサプライヤーを訪問。サプライヤーの工場への道中、ヤシの実や様々なフルーツを道端で購入可能。インドでは当たり前の光景で、山の様なフルーツが半日で完売するとかなんとか。ちなみに空港からサプライヤーの工場までは約300㎞、6時間の道のり。こういった大移動もインド商売ならではの経験。そして、インド奥地で「初めての外国人だ!」と歓迎を受ける。こういった経験も商社ならではの貴重な体験。
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DAY7
サプライヤーを訪問し、商談と工場を査察。日本のユーザーの要求は世界の中でも厳しく、海外サプライヤーとの商談では難航することもしばしば。しかしそんな厳しい基準があるからこそ、日本の製品は高品質で安全であることも事実。ただの横流しではなく、海外サプライヤーと日本のユーザーの間を取り持ち、円滑にビジネスを進めることも商社の役割。
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DAY8
引き続き早朝から車で4時間の大移動後、工場を訪問。未完成の製造設備を前に、サプライヤーと将来の商売の拡大について語る。ただの絵空事ではなく、必ず実現する想いと共に意見をぶつけ合うことも。両者が真剣にビジネス、お互いを考えるからこそ建設的なディスカッションができるのだと強く感じた。海外の取引先であれ、相手は人。お互いを想い、関係性を構築することが何においても大事だと強く感じる瞬間だった。
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DAY9
サプライヤーと最終ミーティングの後、チェンナイの遺跡を観光。日本とは異なる文化、伝統に触れ、チェンナイ都心部に戻る。夜は、サプライヤーの社長家族と会食。家族総出で歓迎していただき嬉しかった半面、今後のビジネスを伸ばしていく責任を感じ、身の引き締まる思いで最後の夜を迎えた。
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DAY10
最終日、空港で長期出張を最初から最後まで同行してくれた蝶理インドのスタッフに別れを告げる。再来を約束し、帰路に着く。