ECO BLUE^®の生産品種は多岐にわたり、長繊維から短繊維まで、幅広い品種の取り扱いが可能です。国内外の生産背景を持つ蝶理独自の高機能素材とECO BLUE^®を組み合わせ、リサイクルだけでない＋αの価値ある糸を生み出せることが強みであり、ニーズに合った独自の素材開発・提案が行えます。

日本で１年間に出荷されるペットボトルの量は、約217億本。その数は年々増加しています。捨てられたペットボトルは回収され、ボトルtoボトルへのリサイクルも進んでいますが、多くは海外に輸出・焼却処分されているのが現状です。ECO BLUE^®は国内で捨てられたペットボトルを再利用し、新たな価値を持つリサイクルポリエステル糸へと生まれ変わらせます。

2019年からペットボトルリサイクルのリーディングカンパニーであるウツミリサイクルシステムズ（株）と協業し、自社のリサイクル設備を大阪府泉南市に保有。自社工場にて粉砕・洗浄した廃ペットボトルを繊維の原料（ペレット）に戻すことが可能です。FDA（米食品医薬品局）が安全性を認可した最新の設備で、繊維だけではなく、飲料ボトルや食品トレーにも使えるほど安全かつ高品質な原料を製造します。同設備では、年間約20,000トン、ペットボトル約10億本のリサイクルが可能。

繊維業界は生産過程が点と点のように分散化されています。それぞれの工程に数多くある素晴らしい技術を持った企業を、蝶理がチェーンのように繋げ、新たな価値を生み出していく。これがBLUE CHAIN^®の考え方です。